
真っ白なひげに真っ赤な服、恰幅のいい姿でいつも幸せそうな笑顔。そんな姿をしたサンタクロースは、誰もが知っている愛すべき存在。サンタクロースのモデルとなったのはキリスト教の教父といわれる人物、聖ニコラウス。聖ニコラウスのオランダ語読み「シンタクロース」がその名前の由来です。
聖ニコラウスの有名な逸話にこんなものがあります。「ある貧しい男が愛する娘を嫁がせようとしたが、持参金がなく途方にくれていた。それを知った聖ニコラウスが煙突から金塊を投げ入れると、金塊は暖炉のそばにぶら下がっていた靴下の中に入った。翌朝金塊を見つけた男は、大喜びで娘を嫁がせた」
そう、サンタクロースが煙突から入って靴下にプレゼントを入れるというエピソードは、ここからきたのです。
さて一方、北欧には帽子に長靴、ソリに乗った姿の「贈り物をしてくれる妖精」がいたと想像されていました。この妖精と聖ニコラウスのイメージが混ざり合って今日のサンタクロースが誕生したというわけです。サンタさんが赤い服を着ているということを世界的に広めたのは、コカ・コーラ社だという話はあまりにも有名ですね。
クリスマスは冬のイベントとは限りません。ニュージーランドではサーフボード、ブラジルではトラックに乗ってやってきます。姿かたちも少し違っていて、アイスランドには13人ものサンタクロースがいるとか。ドイツのサンタクロースは双子で、ひとりはいい子にプレゼントを、ひとりは悪い子におしおきをするそうです。
本場北欧には、国際サンタクロース協会が存在し、世界中に協会公認のサンタクロースがいます。
理想的なサンタクロースの条件として、「結婚をしていること」、「子供がいること」、「体重120キロ以上であること(女性は除く)」などが挙げられています。サンタクロースは誰でもなれるわけではなく、一定の条件を満たした人が「サンタクロース試験」に合格することで、はじめて認められます。試験内容は「他のサンタクロースと仲良くできるか」「クッキーの早食いと牛乳の一気飲み」「プレゼントを上手にラッピングできるか」といったもの。なんだか、ほほえましいですね。
・サンタ・テレビジョン
フィンランドにはサンタさんのインターネットテレビがあります。日本語にも対応していて「サンタさんのお仕事」「サンタさんへのインタビュー」などのコンテンツがあり、見応え十分!
・サンタクロースを追いかけろ!
毎年12月24日には北アメリカ防衛空軍基地がサンタさんを追跡しているようです。サンタさんが北極を出発すると同時にレーダーを使い、発見したら戦闘機で追跡するつもり…らしいのですが、いまだに見つかったことはないとか。
・サンタクロースのトナカイ
サンタさんの空飛ぶソリを引くトナカイはもともと8頭。ダッシャー・ダンサー・プランサー・ヴィクセン・ダンダー・ブリクセム・キューピッド・コメットという名前がついています。そして、あの有名な赤鼻のトナカイ「ルドルフ」が、その8頭の先頭に加わり、合計9頭になりました。